Review & Caps
Doctor Who / Planet of the Dead
Doctor Who / Planet of the Dead



【所感(ネタバレ注意)

今回もスペシャルなのでいつものようなレビューはしていません。
すごく簡単な所感を覚え書き程度に羅列。

【あらすじ】
ロンドンの博物館に閉館後、泥棒が侵入。鮮やかな手口で展示品を盗んだ女性、クリスティーナは警官の手を逃れるためたまたま通りがかったダブルデッカーに飛び乗った。
その同じバスにドクターも乗り込んでくる。
だが発車して間もなく、トンネル内を通過中のバスを突然凄まじい揺れが襲った。やがて眩しい光に包まれるバス――。
ようやく揺れが収まり、顔を上げた乗客たちは目の前に広がる光景に言葉を失った。
“終着点”に広がっていたのは見渡す限り砂しかない広大な砂漠。
しかも空には3つの太陽。
バスはロンドンのトンネル内に出現したワームホールに突入してしまい、地球ではないどこか別の惑星に飛び込んでしまったのだ。



Happy easter♪ということでいよいよきました。イースタースペシャル。

とりあえずまず一番に書きたいのが映像美!ドバイロケをしただけの価値はあるわ。
真っ青な空に広大な砂漠。そこにポツン・・・とダブルデッカーが一台っていうあのショットはデスクトップの壁紙にしようかと思ったくらい。



絵になるなぁ・・・。


この幻想的な映像も素敵。

この構図が素敵。

この壮大なスケールが素敵。

アラビアのロレンスっぽくて素敵・・・(うっとり)

肝心の本編はというと、プロットはシンプルでとりわけヒネリはないし、驚くような意外性も「Midnight」のような恐怖もない。 元の世界に戻れなくなるだとか「死に取り囲まれてる」と警告するキャラクタだとか迫り来る正体不明のエイリアンだとか、すごくDWらしいお決まりの要素に満ちていて、どちらかというと安心して観ていられるタイプのエピソード。・・・なんだけど、テンポがすごくいいのよね。ミステリアスでエキサイティングで素直に面白かった。

それに緊張感溢れる中にも絶妙なタイミングで笑いがあったり(冒頭の「失礼。今のは僕のアンテナ」とか。間違い電話とか、あのタイミングでああいうユーモアを飛び出せるセンスが大好き)。
ちなみに先日のラジオトークによればこれから先のスペシャルはどんどんダークになっていくそう。 そう考えるとちょっと気が重いんだけど、とりあえず“今回は”何度も笑ったわ。 重すぎず軽すぎずでちょうど良かったんじゃないかと。

具体的に挙げていくとまず特記すべきは招き猫でしょう!思いっきりコテコテな日本が出てきてビックリ。もちろん嬉しいけど、英国の人はあれが何か分かるのかなぁ(笑)。
しかも今回もまたボンドチックなんですよね〜!クリスティーナもMurrayのBGMもニヤリニヤリ。(MurrayのBGMは今回もどれも素晴らしかった〜・・・)
あと初っ端から不審者に間違われてるドクターも可笑しかったのに、トドメをさして最高だったのがクリスティーナのオイスター(牡蠣)ならぬ「ロブスター・カード」発言!!(泣笑)。
さらに続くこのバンター!
ドライバー「オイスターカード」
クリスティーナ「あ〜、そうなんだけどちょっと困ったな。Rがつく月しかオイスターは使わないようにしてるのよ」
ドライバー「今は4月だ」
ここのバンターは面白くて上手い。Rがつく月っていうのは日本でもよく言うから知ってると思うけど、牡蠣を食べるのの適した月のことね。

ドクターも楽しいシーンや可愛いシーンの連続。ってサイキックペーパーをオイスター代わりに使うのはインチキでしょう、ドクター!(笑)
ああ、でもイースターエッグのお菓子を嬉しそうに頬張ってるところもsooooo cute・・・。900歳のくせにジェリーベイビーが好きだったりカップケーキが好きだったりって、とことん子供なのよね〜。
勝手にベラベラと喋りだすところもドクターらしい♪ イースターを経験したいんだけどなかなかズバリのタイミングで着陸できないんだとか。でもしっかり物知りっぷりをアピールしようとしているところが可笑しい。まだ“歯”のことを言ってるところが可笑しい。(砂糖だらけって、だったら食べるな!/爆)
クリスティーナのグラサンを見て、ちょっと羨ましかったのかソニック・スクリュードライバーでいつもの眼鏡をグラサンにしちゃうところもナイス。チョイ悪なドクターが格好いい。
「Midnight」繋がりの台詞にもニヤリ(人間&バスっていう組み合わせになるといつも非難されるハメになるとボヤくくだり)。
クリスティーナにリーダーシップを奪われた上に、クリスティーナのバッグからシャベルやら斧やら出てくるくだりもニヤリ。こういうシーンもいつもならドクターのお株なんだけど、流石のドクターの異次元ポケットもシャベルまでは入ってないか(笑)
それからあの間違い電話!!“very important number”って根限り真面目に言っといてかかった先がピザ屋ってドクター!!(大爆笑)
さらにやっとUNITに繋がったかと思ったら今度は自動応答マシンが「次の4つのオプションよりお選びください」。これには思わずドクターも「ああもうこういうの嫌いなんだよね!」(笑)。

あとクウェイトマス! これはもう嬉しくて可笑しくて!!ニヤリニヤリニヤリ(笑)。
DWとクウェイトマスを知らずして英国のSci-fiシリーズは語れないっていうくらい有名な作品で、DWでも2ndシリーズでオマージュがあったんだけど、これは何と言っても他でもないDavidがらみの作品だもんね〜。
あと狙ったわけじゃないんだろうけど、これもDavidファン的視点で観てナイスタイミングだったのが、ドクターが何度も口にする“Swarm”(大群)というフレーズ。 今からしてみればちょうどこの撮影が始まる直前だったんだもの。Davidがナレーションを務めたSwarm前後編が放送されたのって。

それから吹き出してしまったのがドクターのトライタヴォー語。
大・爆・笑!!!!David、グッジョブ(笑)。
国宝級に価値あるカップを容赦なく叩くところも大爆笑。言ってることとやってることが違うし。
でもこの豪快さもだし、クライマックスといいアクションも痛快。 ラストも痛快。(逮捕するに対してドクターの「じゃあ僕はあのポリスボックスに入ってるよ」が上手い!/爆)

でも今回一番気に入ったのは何と言ってもマルコム。
最高にいいキャラだわぁ・・・大好き。
単位に自分の名前をつけちゃうところに大爆笑。
“I will never surrender....NEVER!!”に感動。
“not now!!!”に大爆笑。
“I love you!!!”に大爆笑。Russellらしい〜!
Lee Evansがホントいい味出してますv Julie似の独特のアクセントもキュートでいいなぁ。
また是非登場させて欲しいなぁ。

それから嬉しかったのがドナがらみの“spaceman”。
ラストのクリスティーナとのやり取りもよかったなぁ・・・やっぱりこのシリーズは切ないシーンがあると際立つのよね・・・。
最後の予言に心が沈むけど・・・(涙)。
でも誰が闇からカムバックするのか、そこは凄く気になる。“彼”なのよね。“4度”もすごくミステリアス(ゾクゾク)。
4thシリーズのあの気になるフレーズがぶり返してきた点にもちょっと驚き。あれはもう完結したと思ってたのにまだ終わっていなかったのね;;;
先日のラジオ番組でもDavidがファイナルのコンパニオンや今後の展望についてチラッと語ってくれていたけど、こうしてみるともうファイナルも目と鼻の先なんですよね〜・・・。
Davidの撮影もあと残り1ヶ月ちょっと。

次のスペシャルは秋です。




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